秩父の「小昼飯」の魅力に迫る

小腹が空いた時にピッタリ

皆さんは小昼飯というものをご存知でしょうか。
聞いたことがないという人でも、なんとなく字を見るとどんなものなのか想像は出来るかと思います。
小昼飯というのは、もともと農家の人が農作業中に小腹が空いた時に食べられたもので、比較的簡単に作ることが出来るものや、持ち運びに便利なものが多く存在しています。
ちなみに「小昼飯」と書いて「こじゅうはん」と読みます。

この小昼飯という文化が発展してきたのは、埼玉県の「秩父」地方でした。
それでは、秩父で楽しまれてきた小昼飯としては、どのような料理があるのでしょうか。
現在でも楽しまれているようなものも多くあるため、知っておくと埼玉をより一層楽しむことが出来るようになるでしょう。

小昼飯のメニュー紹介

小昼飯のメニューとして、一つ目に紹介するのは「おっきりこみ」です。
これは色々な所で紹介されていることもあり、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
おっきりこみはきのこや大根などを使ったスープにうどんを入れて楽しむというもので、うどんの生産量が多い埼玉だからこそ作られたメニューといって良いでしょう。
スープにはだし汁やごま油などが使われており、美味しく、かつ力がつくようなメニューとなっています。

次に紹介するのは「つみっこ」です。
可愛らしいネーミングのこの料理は、「すいとん」とも呼ばれています。
小麦粉を水で溶いたものに様々な旬の野菜を入れて煮立てたもので、これもまた簡単に作ることが出来るということで農業の合間に楽しまれてきました。
利用される食材はその時の旬の野菜ですが、今では多くの野菜が時期を問わずに手に入るようになっているため、ジャガイモや椎茸、ニンジンなどを入れたものが作られる場合が多いでしょう。

次に紹介するのは「つとっこ」です。
つみっこと名前が似ていますが、料理としてはかなり形の違っているもので、こちらは「おやつ」のように楽しむことが出来るものとなっています。
もち米とうるち米をミックスしたものをこね、それにあずきの煮付けを加えています。
これを栃の葉で包んで縛っておくことで、携帯出来るおやつとして楽しまれてきました。

もう一つおやつとして楽しめるメニューとして「炭酸まんじゅう」というものがあります。
これは皮の素材として重曹を使うのが特徴的なおまんじゅうとなっています。
農作業の合間に食べられてきただけではなく、七夕やお盆などの場でも食べられることが多くあります。
じっくり食べることで甘みが増してくるということで人気があるメニューとなっています。